「新型送電線点検用自走機」お披露目会を行いました
お知らせ
2025年7月16日
先日、当社にて新型送電線点検用自走機のお披露目会を行いました。
この自走機は、「石川県中小企業団体中央会ものづくり補助金」を活用し、株式会社BRAVE ROBOTICS様と金沢工業大学様との共同研究を行っていたもので、2025年3月に新型送電線点検用自走機の自社開発に成功しました。
一番の特徴となるのが、架空線についているダンパと言う附属品を乗り越えられることです(詳細は下記)。今回開発に関わった担当者も、この乗り越えに大変苦労したとのことです。お披露目会では説明後に、実機を使ったデモンストレーションを行い、目の前で乗り越える姿を見ていただきました。
今回の開発は電気工事業界の人手不足解消や安全性を確保することへの大きな一歩となったと思います。電気は生活に欠かせないものであり、電気工事はその生活を守るために行います。業界全体の成長は皆様の生活にも良い影響を与えると考えております。
これからも、会社全体で業界の発展と地域への貢献を目指してまいります。
◆新型送電線点検用自走機開発の詳細
【開発の経緯】
近年、電気工事業界では高齢化や人材不足が深刻化しており、作業時間の短縮やIT化による効率化が不可欠となっています。特に、今回開発に関係している送電線というものは、全国にあり地域を結ぶ基幹インフラです。この送電線は老朽化が進むのはもちろん、自然災害の被害もあり点検や修理依頼は増えています。しかしながら、山間部の高所などにあることから作業員の安全確保や人材不足の対応など課題もあります。
こうした背景から、送電線に係る自走可能な点検用ロボットの導入を考えました。
【特徴】
この自走機は、鉄塔の一番上に張られている架空地線(送電線に雷が落ちるのを防ぐ線)を点検するために使われます。
遠隔操作距離は最大2000m(前進・後進・停止対応、満充電で2000m走行可)
- 軽量設計かつ防水仕様
- 傾斜30度でも走行可能
- 送電線の付属品(各ダンパや難着雪リング)の通過可能
- 地上や事務所からリアルタイムで映像確認・録画が可能
- 吊金延線のパイロットロープも取付可能
- 特許出願中の独自ローラ構造を搭載
【今後について】
北陸電力株式会社様と実装試験を進め、性能評価を高めていきます。その上で、現場に導入し活用をしていくことが出来れば、業界全体に技術を広げていきたいと思っています。
